オキナワン・ロック


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 戦後の米軍統治下でアメリカ文化の影響を強く受け、生まれる。当初はフィリピン人バンドが主流で、米兵相手の音楽としてコザ、金武町などの特飲街で演奏活動を行った。沖縄のグループは、1964年川満勝弘、喜屋武幸雄が中心に結成した「ウィスパーズ」、66年糸数元治らの「チャマーズ」などがはしり。70年代前半は「キャナビス」「コンディション・グリーン」「紫」「コトブキ」が人気を得て、4大ハードロックバンドの時代をつくった。98年県ロック協会(初代会長宮永英一)旗揚げ。ロックの日(6月9日)にあわせてコザ音楽祭を主催し次代を担う若手ミュージシャンの発掘育成を目指している。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)