沖縄の古代文学は言霊信仰に基づくミセセル、オタカベ、フサ、カンフツなどの呪祷文学を始源とするが、オモロはアーグやアヨー、ジラバなどとともにその後の叙事文学の重要な構成要素である。奄美や沖縄に伝えられた古歌謡で、12世紀から17世紀にかけ各地で歌われた。それを首里王府が採録したのが、『おもろさうし』で、1554首ある。文学としての価値のみならず歴史を解明する上でも重要な位置を占めている。
おもろ
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琉球新報社
沖縄の古代文学は言霊信仰に基づくミセセル、オタカベ、フサ、カンフツなどの呪祷文学を始源とするが、オモロはアーグやアヨー、ジラバなどとともにその後の叙事文学の重要な構成要素である。奄美や沖縄に伝えられた古歌謡で、12世紀から17世紀にかけ各地で歌われた。それを首里王府が採録したのが、『おもろさうし』で、1554首ある。文学としての価値のみならず歴史を解明する上でも重要な位置を占めている。