勝連城跡 (かつれんじょうせき)


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 勝連町字南風原にあるグスクで、標高約97メートルの丘陵に築かれている。最高所に一の郭があり、東側へ二の郭、三の郭、四の郭と続き、四の郭の東側一段高くなったところが東の郭で、計五つの郭から成る。二の郭には殿舎跡、四の郭には、南側に南風原門、北側に西原門がある。釘などの建物関係遺物、土器・輸入陶磁器などの生活器関係遺物、鏃などの戦闘具関係遺物、貝・獣魚骨などの食料残滓など、多数の遺物が出土している。【国指定史跡】

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)