カンカラ三線 (かんからさんしん)


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 直径20センチ程の空缶を胴材に利用した三線。戦前から玩具としてあったが、特に終戦直後に盛んに作られた。米軍支給の缶詰の空缶と野戦ベッドの支柱を棹材にした。荒廃と帰した沖縄の人々は、カンカラ三線で民謡を演唱し、元気を取り戻した。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)