儀間真常 (ぎま・しんじょう)


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 1557~1644(尚元2~尚賢4.10.14) 唐名麻平衡。産業の発展に貢献した。真和志間切垣花村生まれ。野国総官が持ち帰ったサツマイモを飢饉の備えとして栽培・普及させる。薩摩侵入後、尚寧が薩摩へ連行された際に同行し、帰国時に木綿種子を持ち帰る。これを栽培した後、木綿布を織った。これが琉球の絣生産の始めとされる。1623年領地儀間村の者を渡唐させ、砂糖の製法を学ばせて自宅で試みた後、国中に広め琉球の一大産業とした。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)