久米島紬 (くめじまつむぎ)


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 久米島の織物。日本の紬では最古。養蚕から織りの全工程を家庭内で行った。地糸をグール、シャリンバイの茶染液で浸し干す。鉄分の多い泥に浸けて黒褐色に染め、紬に織る。図柄は絵図法。17世紀、苛酷な貢納布制が実施された。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)