開鐘 (けーじょー)


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 琉球三線の名器(真壁型)につけられた特称。明け方につく寺の鐘(開静鐘)のこと。遠くまで余韻嫋々と響くので、三線の響のよさを開鐘と名づけた。真壁里主のつくった型のみにこの名称をつけた。使われたのは、18世紀中期以降から。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)