古武道 (こぶどう)


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 手に何らかの武器や武具を持つ琉球の伝統武術。薩摩の琉球入り(1609年)により、武具の使用を固く禁じられた琉球の人々は、独特の武術を発展させた。それは日常の民具であった鎌や杖、舟の櫂(かい)などを使ったもので、平和な護身術として普及した。空手道同様、県の無形文化財に指定されている。具体的には棒、サイ、ヌンチャク、トイファー(トンファー)、カイ、ティンベー、テッチュー、スルチンなどの術がある。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)