察度 (さっと)


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 1321~1396(至治元~洪武29.10.5) 察度王統初代の王。在位は1350~95年の46年間。父は奥間大親、母は天女、その世子がのちの武寧王とされる。50年、中山王に推戴され、72年には明に進貢使(弟の泰期)を派遣し、公的に初めて進貢貿易を開始。以後、南蛮や朝鮮との貿易を開拓。92年、日孜毎(にしみ)らを官生として初めて国子監に入学させた。実在が確認できる最初の中山王。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)