三山 (さんざん)


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 古琉球時代の一時代区分。13世紀から14世紀初頭まで沖縄各地に按司たちが割拠して争っていたが、中山・南山・北山の三大勢力下にまとめあげられていく。〈山〉は国あるいは島のこと。中山は首里、那覇以北石川以南の地域で、浦添城が王城。南山は豊見城、佐敷以南の地域で、最後の王は他魯毎。北山は金武、恩納以北で、王城は今帰仁城。最後の王は攀安知。中山の尚巴志は1416年に北山を、29年に南山を討伐し、統一を遂げた。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)