1899(明治32)年ごろ、謝花昇ら自由民権運動家たちによって始められた運動。当時の沖縄は明治政府から法的、制度的に差別的処遇を受けていた。運動は参政権を獲得することで、この現状を打開し、県民の自由と民権を伸ばすのを目的に行われた。しかし、実際に参政権が付与されたのは1912(明治45)年で、しかも、宮古、八重山地域を除いたものであった。沖縄全域に参政権が付与されたのは20(大正9)年である。
参政権獲得運動 (さんせいけんかくとくうんどう)
この記事を書いた人
琉球新報社