ジーファー


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 かんざし。王府時代は男女ともかんざしを差し、身分を表示した。国王は龍を打った金、聞得大君・王妃・世子は牡丹金(大礼の時、聞得大君は龍文金大かんざし、王妃は鳳凰金かんざし)。王子.按司・三司官はいちご金(三司官の副かんざしは銀)、王女・王子妃は本かんざしは金、副かんざしは銀、親方は金花銀茎(副は銀)、親雲上以下の士族は銀、女子は按司夫人以下士族夫人は銀。百姓は男が真鍮、女は木、べっこうのかんざしなどと定められていた。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)