尚泰久 (しょうたいきゅう)


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 1410~1460(永楽8~天順4.6.5) 第1尚氏王統6代の王。尚巴志の七子という。兄尚金福。1435年越来間切を封じ、越来王子となる。53年王尚金福の死後、その世子志魯とその弟布里の間で王位継承の争いが起こり、ともに斃れたことにより、54年即位。在位中、寺院の建立が盛んに行われ、有名な「万国津梁の鐘」はこのときの鋳造。また阿麻和利・護佐丸の乱など内乱が起こっている。在位7年。神号那之志与茂伊、または大世主。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)