新民謡 (しんみんよう)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 民謡とは本来、郷土の民衆集団の間に自然に発生し、その生活感情を反映した歌謡のこと。そのほとんどはだれがつくったか分からない自然発生的歌が多い。一方、新民謡はミーウタ(新唄)と称し、創作意欲をもった作詞作曲者がはっきりした郷土の歌のこと。昭和初期の「汗水節」や、今次大戦直後の「二見情話」、そして平成に入りヒットした「肝がなさ節」など多数。民謡(しまうた)もそうだが、新民謡は特に時代の流行を反映する。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)