出稼ぎ (でかせぎ)


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 沖縄から本土への出稼ぎは明治30年代から始まり、大正中期以降から本格化した。出稼ぎ先は主に京浜、中京、阪神の工業地帯。短期出稼ぎの工場労働者が多く、なかでも女性の占める比率が高かった。女子若年労働者の大部分は製糸・紡績工業に従事した。海外への出稼ぎは、植民地・台湾をはじめ、第1次世界大戦で日本の委任統治地となったマリアナ、カロリン、マーシャル諸島など。台湾へは、宮古、八重山からの出稼ぎ者が多かった。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)