南蛮貿易 (なんばんぼうえき)


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 琉球の東南アジア貿易。14世紀ごろから盛んに東南アジア(シャム・パタニ=タイ、カンボジア、ジャワ・スンダ・パレンバン・スマトラ・ボルネオ=インドネシア、安南=ベトナム、ルソン=フィリピン)との交易を行い、中国との進貢貿易とあわせて大交易時代を築いた。15世紀からは王府の公貿易として展開され、その南蛮物資は中国、あるいは朝鮮、大和(日本)との重要な交易品となった。ヨーロッパ列強の進出で16世紀中葉には衰退。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)