人間国宝 (にんげんこくほう)


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 国指定重要無形文化財技能保持者で、かつ個人で認定される場合(各個認定)をいう。本制度は、文化財保護法に基づき昭和29年度から施行。文部大臣が日本の伝統的芸能や工芸で価値の高いものを指定し、保持者として認定、保存伝承を図る。沖縄県では、1985年4月、琉球陶器の名称で金城次郎(1912~)が認定されたのが最初。96年5月、紅型の玉那覇有公(1936~)、98年5月、首里の織物の宮平初子(1922~)、99年6月、読谷山花織の與那嶺貞(1909~2003)、2000年6月、芭蕉布の平良敏子(1921~)、琉球古典音楽の島袋正雄(1922~)、照喜納朝一(1932~)が認定を受けた。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)