上り口説 (ぬぶいくどぅち)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 古典音楽の楽曲。王府の役人が、薩摩へ上る道行と心境、見送る人たちの様子を、75調の口説形式でうたった曲。屋嘉比朝寄作といわれる。リズミカルな曲に美しい歌詞であるため、踊りが振りつけられ、薩摩の在番奉行歓迎の宴で上演された。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)