パーントゥ


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 平良市島尻では、旧暦9月に出現する神。青年男子3人が体にキャーン(シイノキカズラ)をまとい、ンマリガーと称する古井泉に沈殿している泥を塗って神に変身する。ムラ人や新築の家に泥を塗って厄払いをする。上野村野原では、旧暦12月の丑の日に行われるサティパロウの行事に出現する。一神。頭と腰にマーニ(クロツグ)を巻き、手にツザギ(ヤブニッケイ)の枝を持った婦人たちと一緒に集落内を歩いて災厄払いをする。【国指定民俗文化財】

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)