B52墜落 (びーごじゅうについらく)


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 1968年11月19日午前4時18分、B52米戦略爆撃機がベトナムへ出撃するため嘉手納基地を離陸しようとした瞬間に失速、飛行場東側弾薬庫搬入ゲート付近に墜落、爆発炎上した。「ドカーン」という激しい爆発音が7、8回にわたり、地面が揺れ、窓ガラスが割れて住民に大きな不安を与えた。この事故を契機に県民の間に〈B52撤去〉の声が高まり、島ぐるみの運動に発展、70年10月6日、嘉手納基地から撤退した。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)