百田紙 (ひゃくたし)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 クワ科の楮(こうぞ)の樹皮でつくる和紙で、主に公用紙として使用された。大見武憑武が1694(尚貞26)年に薩摩で修得して持ち帰ったのが最初と伝えられる。首里儀保村の宝口にある王府直轄の紙漉所でつくられた。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)