米軍基地(べいぐんきち)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県内に所在する米軍専用施設・区域は38施設、2万3753ヘクタールで、日本国内に所在する米軍専用施設・区域3万1349ヘクタール(91施設)の75%にあたる。自衛隊との共同使用を含めると、40施設、2万4306ヘクタール。基地の内訳は、兵舎4、飛行場2、港湾3、事務所1、演習場17、倉庫4、医療施設1、通信施設7、その他1カ所。1996年12月の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で普天間飛行場や北部訓練場の一部など11施設の返還が合意された。同合意が実行されると、在沖米軍基地面積の約21%が整理縮小される。本土の米軍基地は1972年の本土復帰後、全体の約6割が整理縮小されたが、沖縄では復帰当時87施設、2万8661ヘクタールから15%しか減っていない。米軍基地は県土面積の11%、沖縄本島面積の20%を占める。基地は中北部に集中。在沖米軍基地(施設・区域)の約7割は海兵隊が使用している。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)