芸能・文化

空襲で街の9割が焼失してから17年…復興の気概を伝える 戦後初の那覇の大綱引

1961年の若狭大通りでの大綱引とみられる映像(沖縄アーカイブ研究所提供)

 1961年に那覇市の若狭大通りで開催された大綱引とみられる映像がこのほど、8ミリフィルム映像を収集する沖縄アーカイブ研究所に提供された。戦後初の那覇での大綱引で、民間の旧那覇市復興期成会が10・10空襲を思い出し復興への士気を高めようと開催した。同研究所と那覇市歴史博物館は「これまで映像は見たことがなく貴重だ」としている。11日に若狭海浜公園で開かれる「うみそら上映会」で上映される。

 現在も続く「那覇大綱挽」は71年に市制50周年記念行事として市などで作る実行委員会が開催した。71年の大綱挽で旗頭を製作した故安慶名克光さんのひ孫・鈴木耕太さんが、71年の大綱挽と61年とみられる大綱引の映像を提供した。安慶名さんの婿が撮影したという。

 同博物館の外間政明学芸員は「映っている旗頭や人々の服装、街並みなどから61年の大綱引とみて間違いないだろう」と驚き「映像から当時は復興半ばという印象を受ける。そのため1回きりになったのだろうが、那覇の気概を見せたともいえる」と話した。同研究所の真喜屋力(つとむ)さんは「地域の文化資源として活用してほしい」と話した。

 上映会の問い合わせは若狭公民館(電話)098(917)3446。



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス