ラグビーW杯で大役! 伊礼門千珠さん、最優秀選手にトロフィー贈呈


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
フランス代表のアリベレティ・ラカ選手(右)にトロフィーを手渡す伊礼門千珠さん=6日、熊本県(伊礼門愛奈さん提供)

 ラグビーワールドカップ日本大会で各地が熱気に沸く中、沖縄県内のラグビー熱も高まっている。6日に熊本県で開催されたフランス対トンガ戦で、名護市のデイゴラグビースクールで練習に励む伊礼門千珠(ちじゅ)さん(12)=名護中1年=がプレゼンターに起用され、試合の最優秀選手へトロフィーを贈呈した。世界大会を間近で観戦し、「ますますラグビーが好きになった」と日本代表になる新たな夢を育んでいる。

 今年3月、小学生九州代表に選抜されたことがきっかけで、九州ラグビー協会から9月、プレゼンターへの推薦があり快諾したという伊礼門さん。最も活躍した選手に贈られるプレーヤー・オブ・ザ・マッチのトロフィーを、アシストやトライを決め大活躍したフランスのアリベレティ・ラカ選手に手渡す大役を務めた。「ナイストライ」と声を掛けると「サンキュー」と笑顔が返ってきたという。

 今回、ロッカールームや試合で使うコインなど会場の隅々も見ることができた。最前列で観戦し、世界各国からのファンの熱気や白熱する試合に「もっとラグビーが好きになった」と興奮冷めやらない。夢に向け、まずは基礎体力向上につなげようと陸上大会に出場する予定だ。