世界的なけん玉プロパフォマーコンビ、ずーまだんけのコダマンさんを招いた交流会が4日、那覇市のブラジル料理店「Punga Ponga」で開催された。コダマンさんが高度なパフォーマンスを披露し、県内外からの参加者約30人が息をのんだ。県内でコダマンさんが本格的にけん玉交流をするのは初めて。交流会は沖縄市泡瀬で活動するけん玉集団「あわせけんだまぶ」が企画した。
コダマンさんはけん玉の糸を跳び越えたり、玉をキックしながら皿にキャッチしたりするなど、多様な技を披露。参加者らと交流した。
北海道釧路市から参加した田口仁美(30)さんと近藤真一郎(26)さんは、春ごろからけん玉に夢中になり、8月のけん玉ワールドカップに出場した。2人は「けん玉は、言葉が通じなくとも外国人ともつながることのできる素晴らしいコミュニケーションツール」と話した。
那覇市立曙小学校の玉代勢春さん(10)は「技ができるようになるとうれしいが、すぐに新しい技が発表されるので(追いつくのに)大変だ」と語る。
母親の藍さん(41)は「息子は器用ではないが、楽しいからずっと練習している。けん玉は、体も頭も両方使うから親としてもうれしい遊び」と目を細めた。
コダマンさんは「ほかの土地では、プレーヤー同士は知り合いだが、ここはまだそうではない。来て良かった」と感想を話した。「次はずーまだんけの2人でできるだけ早くまた来たい」と意気込みを見せた。