釣ったどー大物マクブ 7キロの高級魚に中3生徒興奮


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国頭村浜海岸でマクブを釣り上げ、自宅で喜びの表情を見せる宮城杏太郎さん=3月28日、国頭村(宮城芳郎さん提供)

 【国頭】中学生が大物磯釣り―。国頭村内海岸で3月28日、7・1キロ、70・5センチのマクブ(シロクラベラ)が磯釣りで釣れた。マクブは沖縄の三大高級魚といわれる。釣り上げたのは、春休み中の国頭中学校新3年の宮城杏(きょう)太郎さん(国頭村浜)で、干潮を過ぎた午後4時30分ごろから自宅近くの海岸で釣り始めた。

 餌は、近くの漁港で捕ったミナミイワガニの爪先を少しだけ切り、生きたまま餌として仕掛け、アタリが来るのを待った。2投目にいきなり大きなアタリで竿(さお)が大きくしなった。

 杏太郎さんは、リールのドラグを緩め、竿を固定して置くと、約30分の格闘の末に、駆けつけた父親の芳郎さんがタモですくい上げ、見事マクブを釣り上げた。

 釣れたマクブは、その日のうちに近所の漁師がさばき、刺身と煮付けの料理にして家族で食べた。

 釣りが大好きという杏太郎さんは「こんな大きな魚が釣れてびっくりした。魚が見えた瞬間は興奮した。これまで47センチのチヌを釣ったことがある、やっぱり釣りは楽しい」と笑顔で話した。
 (新城高仁通信員)