新型コロナウイルス感染症の治療に当たった那覇市立病院に向けて、隣接する市立松島小学校、松島中学校がこのほど「みなさんはわたしたちのヒーロー」といった感謝のメッセージを、校舎の窓などに掲示した。感動した同病院の外間浩院長らが6月18日、両校に感謝状を贈った。
松島中の教職員らは休校していた4月、プールのフェンスなどに「Clap for Carers(医療従事者に拍手を)」といったメッセージを掲示した。松島小は5月21日の学校再開後、校舎の窓に応援メッセージを掲示した。医療従事者らへの偏見が社会問題となっていたため、児童に人権や差別についても教え、メッセージを送ることになったという。
市立病院も4月24日から3階の窓に地域の人々に対する「応援ありがとう」のメッセージを掲げ、互いにエールを送り合っている。
松島中での感謝状贈呈式で、看護師長の久高全達(まさみち)さんは「皆さんの言葉から勇気をもらった。今後も地域に貢献したい」と感謝した。
上江田賢也校長は「妻もコロナ治療の協力病院に勤めており医療従事者の苦悩を感じた」と話した。3年生の比嘉七海さんは「(感染予防のために)自分たちもできることを頑張りたい」と話した。
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