座間味村ホエールウォッチング協会では12月27日から今シーズンのホエールウオッチングツアーが再開、29日には初のツアーが実施された。28日までは気象条件があまり良くないことなどからツアーは行われなかった。22日には定期高速フェリーから航路上でのクジラ確認情報が入っていた。
29日午前11時ごろ、座間味島の北東3キロほどの海域で稲崎展望台から探鯨係がクジラのブロー(通称・潮吹き)を発見した後、ホエールウオッチャーを乗せ、正午ごろ出港した。座間味港を出て10分ほどで2頭のザトウクジラに出合うことができ、2時間ほどのツアーを堪能した。
船長で撮影者でもある佐野裕二さん(47)は「今シーズン初のツアーで無事にクジラに遭わせることができてよかった。ポイントに着いてすぐにクジラがブリーチ(ジャンプ)をしたので、ほとんどの参加者が見られたのでよかった」と語った。
同協会の今シーズンのツアーは4月5日までを予定している。(大坪弘和通信員)