翼を広げたら3メートル!モモイロペリカン、久米島で初確認 「飛来に感動」


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カンジン地下ダムに飛来したモモイロペリカン=15日、久米島町のカンジン地下ダム(戸部海童さん撮影)

 【久米島】翼を広げると2・5~3メートルにもなる大型の水鳥モモイロペリカン(ペリカン科)が14日、久米島町のカンジン地下ダムに飛来し話題となっている。県内では1979年に与那国島と石垣島、1983年に渡嘉敷島と沖縄島などで迷鳥として記録されている。久米島での確認は初めて。

 県鳥獣保護管理員の嵩原建二さんは「モモイロペリカンは動物園で飼育されている例があるが、個体識別用の標識がついていなければ、自然渡来で珍しい」と語った。

 撮影に成功した戸部海童さん(33)は「ダムで普段見ている他の水鳥との差があまりにもあり驚いた。こんなにも大きな鳥が海を越えて飛来したことに感動した」と喜んだ。
 (盛長容子通信員)