琉球新報社 先発マスクをかぶり八回まで出場した巨人の大城卓三（首里中―東海大相模高―東海大出）は攻守で勝利に貢献した。「勢いに乗れた。地元の皆さんの応援が励みになった」と観客席からの後押しに感謝した。
一番の見せ場は四回裏に回ってきた第3打席。ここまで凡退が続いたが、2死二塁の場面で右中間への適時二塁打を放ち、1打点を挙げた。
守備では、10奪三振で2勝目を挙げた戸郷翔征を好リード。「点を取ってもらっていたので大胆にいくところは大胆にいけたし、ストライク先行を意識した」と納得の表情。バッテリーでお立ち台に上がると「リード（通り）に投げただけ。大城さんのおかげです」と投打で活躍の後輩に持ち上げられた。
「巨人初の沖縄での公式戦に出場できてうれしい」と地元での活躍に笑顔も見せた。
13日の連戦に向け「もし出場できるなら、活躍できるようにプレーしたい」とやる気をみなぎらせた。
（大城三太）
