島で麦刈り200キロ 加工後に共同売店で販売 島民同士の交流も うるま・伊計島


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【うるま】うるま市与那城の伊計自治会(玉城正則会長)は9日、区で管理する小麦畑で麦刈りを行った。30人が参加して、約662平方メートル(200坪)の小麦畑の半分を、手刈りで約200キロ収穫した。

麦刈り体験後、集合写真に納まる参加者=9日、うるま市与那城

 収穫した小麦は、麦、強力ブラン、薄力全粒粉、白粉の4種類に分類した無農薬オーガニックブランド「島麦かなさん」に加工して伊計島共同売店で販売する。

 玉城会長は「島民同士のコミュニケーションを図るため、あえて手刈り作業にした。関心を持ってもらうことが大事で、やり続けて結果が出れば島民も協力してくれるので、今後も継続していきたい」と述べた。

 参加した具志川小学校3年の玉城芽彩さん(8)は「麦刈りは楽しかった。去年は麦茶にして飲んだり、小麦ぜんざいを食べたりしておいしかった」と笑顔で話した。

 「島麦かなさん」の販売時期は5月下旬ごろを予定している。問い合わせは伊計島共同売店(電話)098(977)8393。
 (喜納高宏通信員)