リニューアルオープンした与那原大綱曳資料館の入り口に、与那原大綱曳のジオラマが存在する。ジオラマには東の紫と西の赤の衣装を身に着けたミニチュアの綱武士たちが立っている。制作者は同館職員の金城美智江さん。「与那原大綱曳について、多くの人に興味を持ってほしいと、一つ一つ作った」と笑顔で語る。
ジオラマは引き手の綱武士や支度、ボラ、鉦鼓(そーぐ)、銅鑼(どら)を持つ金鼓隊、前舞踊(メーモーイ)を踊る女性たちなど総勢109体。綱は実際の綱を活用し、旗頭は菓子箱や割り箸などで作った。一体一体の顔の原材料は軍手で、手足は紙粘土で制作した。
細かい作業をするのが得意な金城さん。ジオラマを作るのも今回で2作目という。