愛憎のドラマ壮大に オペラ「オテロ」公演始まる 浦添


社会
この記事を書いた人 田盛 良一

 沖縄オペラ協会(翁長剛会長)の公演「オテロ」(主催・同協会、浦添市てだこホール、共催・浦添市教育委員会、琉球新報社、協賛・混声合唱団アミーチ、声楽グループ『ソーニョ』)が24日、浦添市てだこホールで始まった。シェイクスピアの原作を基にしたヴェルディの名作。総勢120人が出演し、愛憎や心の闇に迫る壮大なドラマを繰り広げた。25日まで。

総勢120人が壮大なドラマで観客を魅了した「オテロ」=24日、浦添市てだこホール

 翁長会長が総監督、中村敬一さんが演出、牧村邦彦さんが指揮を務めている。オテロ役の馬場崇さんは妻デズデモナの不貞を疑い、魂が引き裂かれていくさまを熱演した。琉球フィルハーモニックチェンバーオーケストラ“イオ”の迫力ある演奏が演技に呼応し、客席から「ブラボー」と称賛の声が上がった。
 25日は同ホールで午後3時開演。問い合わせは(電話)080(6497)7294。