首里城祭(同実行委員会主催)が31日、開幕した。中国皇帝から派遣された使節団が国王を任命する「冊封儀式」が那覇市の首里城正殿の御庭(うなー)で厳かに再現された。
第二尚氏15代王・尚温が即位した1800年の冊封儀式を再現した。冊封使らが守礼門をくぐって御庭に向かう「冊封使行列」に続き、儀式で冊封使が詔書(しょうしょ)や勅書(ちょくしょ)を読み上げた。
琉球舞踊や無形文化財などに指定された県内各地の民俗芸能を披露する「伝統芸能の宴」も開かれた。1日は午後0時半から、那覇市国際通りで琉球王朝絵巻行列が行われる。