「球(きゅう)」に込めた思い サッカーボール・琉球・地球… 読谷・ランタンフェスで金賞の手作りランタン


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金賞を受賞した島袋寛美さんの「球」=19日、読谷村高志保のむら咲むら

 【読谷】「よみたん夜あかりプロジェクト 琉球ランタンフェスティバル」(主催・読谷村地域活性化連携体、共催・琉球新報社)の一環で一般から募った手作りランタンのオブジェコンテスト授賞式が19日、読谷村高志保の体験王国むら咲むらで開かれた。来場者投票の結果、島袋寛美さん(48)=うるま市=の「球(きゅう)」が金賞に選ばれた。

 島袋さんは昨年のサッカーワールドカップから着想を得て、サッカーボールと琉球、地球の「球」を掛けた作品を製作した。青色の琉球ガラスと貝殻を素材に、沖縄の海とサッカー日本代表のイメージカラーを表現した。島袋さんは「ワールドカップは世界中を元気にした。作品が見た人の気持ちを温めてくれたらうれしい」と喜んだ。

 銀賞は中川貴元さん(39)=浦添市=の「地獄のヒーローチェンソーマン???」、銅賞は金城遥歌さん(16)=豊見城市=の「我が家の明かり」が選ばれた。村内企業などが特別賞として18作品を選んだ。

 むら咲むらの國吉眞哲社長は「コンテストは子どもから大人まで楽しめるメインイベントだ。今後も心温まる企画として参加者と作っていきたい」と述べた。フェスティバルは3月26日までで、今回の応募作品32品のほか過去のコンテスト作品も展示されている。
 (名嘉一心)