【沖縄】沖縄市の国指定伝統工芸品・知花花織と、沖縄市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム琉球ゴールデンキングスがタイアップした帯が完成した。地元の特産品を使ったグッズを作りたいというキングスの要望に、知花花織事業協同組合が応じ、昨年5月ごろから開発に着手。今年1月末に完成した。まず6~7本を作って3日から販売するほか、受注生産も始める。
浴衣などにも組み合わせられ、カジュアルに使える半幅帯にした。価格は1本4万8千円。沖縄市一番街商店街にあるおやかわ呉服店で販売するほか、同店では8800円でレンタルもする。
帯はキングスを意識したからし色。「いつの世までも」のロマンチックな解釈で知られる、5つと4つの方形を組み合わせた花文様をあしらった。キングスのチームロゴやマスコットキャラクターのゴーディーのイラストも描き、伝統とポップさが融合した帯になっている。
同事業協同組合の仲宗根恵美子副理事長は「スポーツと呉服はかけ離れている気がするが、新しいチャレンジだ。華やかな着物と帯を着けて観戦に行くと盛り上がるはずだ」と話した。問い合わせは同組合、電話098(921)1187。
(島袋良太)