名護市の中村彦次さん(68)一家は、ピンク色のオリジナルTシャツを着け、3世代10人であやはし海中ロードレースに参加した。マラソン大会は一家の慣例行事になっている。これまで参加するコースは別々だったが、今回は初めて全員で3.8キロのトリムマラソンを駆け抜けた。
走るのが好きで、これまでもサークルメンバーなどとフルマラソンに参加していた彦次さん。次男・盾史さん(43)の呼びかけで、家族で参加するようになった。オリジナルTシャツは家族の意見を募り、盾史さんがデザイン。袖には「父」「嫁」などが記され、固い家族の絆が垣間見られる。背中にはビールの絵が施されている。四男の航大さん(37)=うるま市=は「マラソン後にみんなで集まって飲むビールが楽しみなんです」と笑顔だ。
孫のきいさん(10)は「走る前はドキドキした。来年も参加したい」と目を輝かせる。彦次さんは「子や孫と走れるのは喜ばしい。走った後に家族で集まるのも楽しみだ」と目を細めた。
(石井恵理菜)