こいのぼり140匹が優雅に泳ぐ 那覇市で5月8日まで 首里城復興、観光復活願う


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龍潭に設置され、風に泳ぐ50匹のこいのぼり=8日、那覇市首里真和志町(又吉康秀撮影)

 【那覇】2023年度(第58回)首里鯉のぼり祭り(首里振興会主催)が8日、那覇市首里久場川町の同市役所首里支所や龍潭で始まった。龍潭や首里支所、久場川児童園には、振興会が用意した約140匹のこいのぼりが優雅に空を泳ぎ、来場者らはにぎやかな雰囲気を楽しんだ。こいのぼりの掲揚は5月8日まで。

 こいのぼりは龍潭に50匹、首里支所などに約90匹。こいのぼりの一部は東京都在住の首里出身者から贈呈された。22日には、首里支所駐車場でアトラクションが行われる。首里振興会副理事長の嘉陽田詮(さとし)さんは「コロナの影響で数年は規模を抑えての開催だった。ようやくコロナも落ち着きを見せ、首里城復元作業も始まった。龍潭を泳ぐこいのぼりがさらなる首里城復興と沖縄観光復活の起爆剤になってほしい」と語った。
 (吉田健一)