東京のステージで「からじ結」披露 琉装に用いる髪型 舞踊とともに紹介 沖縄本土復帰50周年記念


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県主催の沖縄本土復帰50周年記念「琉球舞踊とからじ結」東京公演がこのほど、東京の紀尾井小ホールで開催された。一部で琉装の際に用いる髪型(からじ結)と着付けを紹介し、二部では琉球舞踊など9演目を上演した。琉球芸能大使館と玉城流玉扇会、玉木流琉装からじ結いが制作に協力し、舞踊には玉城流玉扇会と東京琉球舞踊協会の舞踊家が出演した。

玉城靜江二代目宗範(右端)の解説とともにからじ結を紹介する玉木流琉装からじ結いの門下生ら=東京の紀尾井小ホール

 からじ結の紹介は、玉木流琉装からじ結いの玉城靜江二代目宗範が解説と結髪を務め、門下生らも結髪とモデルで出演した。琉球王国時代の国王から奉公人、農民まで、役職ごとの結い方や、遊女の結い方の違い、年齢により変化する男性の髪型を、一部舞踊を交え紹介した。
 (藤村謙吾)