空手1プレミアあす開幕 最高峰の力と技を 38ヵ国207選手エントリー


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プレミアリーグ沖縄大会へ意気込み、「シーサー」の掛け声でポーズをとる(前列左から)国吉真太郎、上村拓也、喜友名諒、金城新ら日本代表選手と海外招待選手たち=26日、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇

 28、29日に那覇市の県立武道館で開かれる空手の世界大会「空手1プレミアリーグ沖縄大会」に出場する全日本代表や海外招待選手が26日、ロワジールホテル&スパタワー那覇で記者会見し、形の個人と団体で2年連続の2冠を目指す喜友名諒(劉衛流龍鳳会)らが意気込みを語った。

喜友名 V2目指す
 2011年に始まった同大会は世界各地を転戦して行われるイベントで、沖縄での開催は昨年に続き2度目。今年は1月のパリ大会から始まり、最終戦となる8戦目の沖縄大会で総合優勝者が決まる。
 世界空手連盟のアントニオ・エスピノス会長は「最高峰の競技がなされ、空手界に大きな利益をもたらす行事となっている」と意義を説明した。
 2020年東京五輪の追加種目として提案が決定してからは初開催ということもあり、注目を集める。同連盟の奈蔵稔久事務総長は「選手がトップアスリートの自覚を持って競技の質を求めること、そして組織運営。この2点が五輪に向けて大きなポイントになる」と強調。喜友名は「五輪に向けてアピールしたい。空手の伝承・発展と共に世界の皆と友好関係を築き、恒久平和につなげる大会にしたい」と意欲を語った。
 大会には38カ国の207選手がエントリーし、日本代表選手に加えて開催地の沖縄代表として11人が出場する。28、29の両日とも午前9時開始。チケットはファミリーマートのイープラスなどで購入できる。

五輪に向けアピール
 男子個人形・団体形 喜友名諒(劉衛流龍鳳会)「個人、団体ともに2連覇を目指す。地元での開催で、普段の国際大会より応援が多い。声援を力にして、しっかり実力を発揮したい。東京五輪に向けていいアピールになる」

美しさを見せたい
 男子組手84キロ超級 国吉真太郎(沖尚中教)「全日本代表として初めての出場。負けられないという気持ちは強い。強い、速い、美しいという魅力を見せたい。(日本勢が)多くメダルを取ることで五輪の正式採用にもつながる」

万端の準備で臨む
 男子団体形 金城新(劉衛流龍鳳会)「空手発祥の地・沖縄で今年もプレミアリーグが開催されることをうれしく思う。2連覇できるよう、チームジャパンとして最高の演武をしたい。万端の準備をして試合に臨む」

発祥の地から魅力を
 男子団体形 上村拓也(劉衛流龍鳳会)「発祥の地から空手の魅力をしっかり伝えたい。結果を残せるよう、感謝の気持ちを込めて頑張る。競技としてだけでなく伝統文化としてもすばらしい。気迫、力のこもった表現を見てほしい」

■県内出場者
全日本代表   種  目      所  属 年齢
国吉真太郎 男子組手84キロ超級 沖縄尚学中教 26
喜友名 諒 男子個人形、団体形  劉衛流龍鳳会 25
金城  新 団体形          〃    24
上村 拓也 団体形          〃    23
沖縄代表
照屋 真子 女子形        小林流守武館 24
                 照屋道場 
與那覇綾子 女子形        沖縄女子短大 19
又吉 佑紀 男子形        沖縄大    20
島袋 佑哉 男子形        コザ高    18
新垣 夏紀 女子組手61キロ級  近畿大    19
仲程 海里 男子組手60キロ級  拳龍同志会  23
仲程 一織 男子組手67キロ級    〃    23
比嘉 弘輝 男子組手67キロ級  日本大    21
赤嶺 洸史 男子組手67キロ級  首里高    18
大浦 将之 男子組手75キロ級  長崎国際大  19
伊藤 大賀 男子組手75キロ級  国士舘大   19