【渡嘉敷】渡嘉敷島は、うりずんの季節を迎え、南から湿った暖かい空気が吹き込み、すっぽりと島中が濃霧に覆われ本格的な霧のシーズンが到来した。
同島は、標高200メートル級の山岳地帯が南北に連なり、霧が発生しやすい地形となっている。島の山岳地帯は霧に覆われて視界の悪い日も多く、展望所に訪れた観光客らは霧の光景を梅雨明けごろまで体感できる。
20~22日に同村の国立沖縄青少年交流の家(標高約200メートル)を新入生宿泊研修で訪れた沖縄尚学高校1年生は視界20~50メートルの霧の中での活動となった。
赤嶺野乃花さん(15)=那覇市=は「那覇では見掛けない風景なので、肌寒い霧の中の神秘的な体験を味わうことができた」と話した。(米田英明通信員)