出身地の魅力語り合う 若者県人大会第3日 「かたやびら」交流


この記事を書いた人 新里 哲
各国の言葉で乾杯する参加者ら=22日午後、名護市の21世紀の森体育館

 第5回世界若者ウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)第3日は22日、名護市の21世紀の森体育館で「地域愛かたやびら大会」を開いた。211人が参加し、出身地別に分かれて地元の自慢や個人の生活などについて語り合った。海外参加者はルーツのある市町村の若者の話を聞くことでアイデンティティーを確認し、県内参加者はグローバルな視点で地元の魅力を再発見した。

 「自己紹介」「各市町村のいいところ、自慢できるところ」などのテーマがあり、参加者は5、6人の少人数に分かれてリレートーク形式で語った。後半は近隣市町村にもグループの輪を広げ、大人数で絆を深めていた。

 ペルー出身の県系3世、伊佐正アンドレスさん(26)は、ペルー在住のウチナーンチュに比べて沖縄への留学を経験した県系人がウチナーンチュのアイデンティティーが強いと説明。「ウチナーンチュ大会のようなイベントが増え、県費留学も続けばウチナーンチュのアイデンティティーや沖縄の文化が失われることはないだろう。永遠に続けてほしい」と語った。

 同大会最終日の23日は西原町民体育館でスポーツイベント「ウチナーンピック」を実施した後、うるま市の勝連城跡で閉会式とグランドフィナーレを行い、4日間の日程を終了する。