12月下旬から年明けにかけて、全国高校総合体育大会の一環として開かれる駅伝とラグビーの全国大会に出場する沖縄県勢の結団式が7日、那覇市の県立武道館で開かれ、選手たちが健闘を誓い合った。
12月25日に京都市で行われる全国高校駅伝には男子コザが2年連続7回目、女子那覇西が初出場し、ラグビーの第96回全国大会(12月27日~1月11日・東大阪市花園ラグビー場)には名護が3年ぶり16度目の出場となる。コザの久高宙大主将は「近年県勢は下位に甘んじているが、今年はいいメンバーがそろう。県記録更新を目指し、県の長距離界を盛り上げる走りをしたい」と意気込んだ。
那覇西の儀保優奈主将は「初めての全国大会で緊張もあるが、わくわくの方が勝っている。チーム那覇西らしい力強い走りで前半から攻めて、1時間19分を切りたい」と目標を掲げた。
名護ラグビー部の安里大吾主将は「目標は先輩たちの築いたベスト16超えだが、まずは1回戦突破したい」と決意表明した。名護は28日(午後0時40分開始)に1回戦で長野県代表の岡谷工業と対戦することが決まった。
県高体連の棚原秀則会長はラグビーの選手たちには「県大会を戦ったラグビーを愛する仲間の分まで、自分たちの持てる力を発揮し、全力でプレーすることを心から祈念する」と期待した。
駅伝メンバーには「仲間を信じ、監督と培った精神力で、沖縄で見せた感動を全国にも見せることを期待する。持てる力を存分に発揮し、悔いの残らぬ大会にしてほしい」と激励の言葉を贈った。