広島、日本一へ沖縄キャンプ オスカルも投げ込み


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キャンプ初日、入念にウオーミングアップをこなす仲尾次オスカル(手前右から2人目)ら選手たち=22日午前、沖縄市のコザしんきんスタジアム(大城直也撮影)

 プロ野球セ・リーグで昨季、25年ぶりの優勝を果たした広島東洋カープが22日、沖縄市のコザしんきんスタジアムで沖縄キャンプを本格的にスタートした。県出身で同チームOBの解説者、安仁屋宗八・臨時投手コーチや、両親が県出身の仲尾次オスカル投手も参加して練習に臨んだ。日本一を目指すチームを応援するため、球場には大勢のファンが駆け付けた。

 沖縄キャンプの初日、選手たちはウオーミングアップで体をほぐした後、投手陣と野手陣が一緒になって守備の連係を確認した。走者を塁に置くなど実戦を想定した守備練習を行い、一つ一つのプレーにファンが声援を送っていた。オスカル投手は初日からブルペンに入り、速球や変化球を投げ込みながら開幕に向けて調整した。

ブルペンで指導する安仁屋宗八臨時コーチ(右)=22日午前、沖縄市のコザ運動公園(大城直也撮影)

 コーチとして投手陣を見守った安仁屋氏は「今年はリーグ優勝は当然として、日本一を目指してみんな戦っている」とチームの意気込みを説明する。故郷でキャンプをすることに、「同級生や先輩、後輩が声を掛けてくれる。やりがいを感じている」と目を細めた。

 広島県から夫婦で訪れた坂井功一さん(62)と美栄子さん(59)は「去年は25年ぶりにリーグ優勝を成し遂げてうれしかった。今年もリーグ優勝して日本一になってほしい」とチームの活躍に期待を込めた。

 25日には広島のリーグ優勝を記念したパレードが沖縄市で開催される。オープン戦は25日に北谷公園野球場で中日と、26日は浦添市民球場でヤクルトと組まれている。キャンプは3月1日まで。