【東】プロゴルファーの宮里藍選手ら東村出身のスポーツ選手や文化人の功績を展示し、村の活性化や誘客につなげる「東村文化・スポーツ記念館」の落成式が6日、村平良の同館で開かれた。関係者ら約150人が出席し、落成を祝った。
開館は4月上旬を予定している。落成式に出席した宮里選手は「記念館に新たなトロフィーをどんどん置けるように、家族と力を合わせて頑張りたい」と抱負を述べた。伊集盛久村長は「人口2千人足らずの小さい村だが、世界で活躍する文化人、スポーツ選手を輩出してきた」とあいさつした。
記念館内の展示施設にはゴルフの宮里聖志、優作、藍の3きょうだいのトロフィーや用具、幼少期の動画を展示。重量挙げ元選手の吉本久也さんや琉球古典音楽の人間国宝・島袋正雄さんのゆかりの品も並ぶ。60人収容の多目的ホールも備える。入館料は大人500円、高校生以下200円。
総事業費は約5億8千万円で、うち約4億7千万円は沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を活用した。