大宜味の「村蝶」制定 学習や観光効果に期待


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「村の蝶々」に制定されたツマベニチョウ(大宜味村提供)

 【大宜味】大宜味村はこのほど、「村の蝶々」としてコノハチョウとツマベニチョウを制定した。

 村屋古をはじめとした村内全域で準絶滅危惧種などのチョウが見られることから、「村の蝶々」を制定し子どもたちの学習に生かすほか、エコツーリズムによる地域振興に弾みを付ける狙いがあるという。

「村の蝶々」に制定されたコノハチョウ(大宜味村提供)

 村は制定に当たって大宜味小中学校の児童生徒から好きなチョウやどんなチョウが村のチョウにふさわしいかアンケートを実施した。児童生徒らの声を聞き取った結果、コノハチョウとツマベニチョウを制定した。

 コノハチョウは大宜味村で多く生産されているシークヮーサーの樹液を好む点や、ツマベニチョウは村内で一年中見られることなどを勘案した。

 村の担当者は「チョウの生息する大宜味村の自然を守り、見た目の美しいチョウを見て大宜味村を楽しんでほしい」と話した。