カンムリワシ、クロツラヘラサギ けが回復、飛び立つ


この記事を書いた人 琉球新報社
放鳥され大きく羽を広げて飛び立つカンムリワシの「悠々」。この後大きく旋回し、西の空に向かった=18日、石垣市登野城(大嶺雅俊撮影)
けがから回復し元気に飛び立つクロツラヘラサギ=18日午後、豊見城市の漫湖(諸見里真利撮影)

 けがや衰弱のため保護されていた2種の貴重な鳥が18日、豊見城市と石垣市で放された。

 豊見城市では足にけがを負って餌が捕れずに衰弱し、保護されていた絶滅危惧種のクロツラヘラサギが漫湖水鳥・湿地センターで放された。関係者や小学生ら約30人がその様子を見守った。
 
 沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「餌を食べて体力を回復し繁殖地に戻ってほしい」と話した。

 石垣市では衰弱のため保護されていた国の特別天然記念物・カンムリワシが18日、保護された市登野城の民家から自然に返された。

 保護した高宮恵子さんは「飛び立った姿はやっぱり勇敢なので、絶滅しないでこれからも生き続けてほしい」と話した。