新100歳比嘉さん「東京五輪見る」 沖縄県知事あやかり訪問  敬老の日


この記事を書いた人 平良 正
翁長雄志知事(前2列目右から2人目)から賞状を贈られた新100歳の比嘉文子さん(中央)と家族ら=18日、豊見城市高嶺(県高齢者福祉介護課提供)

 敬老の日の18日、翁長雄志沖縄県知事は「お元気100歳あやかり訪問」で新100歳となる比嘉文子さん(99)=豊見城市=を訪れ、記念品と賞状を贈呈した。比嘉さんは長寿の秘訣(ひけつ)を「いろんな人に会って元気をもらっている。みなさんのおかげだ」と笑顔で語った。

 文子さんは1917年11月生まれで、旧羽地村(名護市)伊差川の出身。26歳の時に沖縄戦で夫を亡くし、女手一つで一男一女を育ててきた。

 現在は、5歳のひ孫とトランプやチャンバラをして元気に日々を過ごす。朝から化粧をし、身だしなみにも気を配っているという。長男嫁の正枝さん(70)=豊見城市=は「毎日おしゃれを楽しんでいるのが長生きにつながっているかも」と語る。

 娘の千恵子さん(74)=南風原町=は「母はポジティブで他人の悪口を言わない。好奇心旺盛で何でも興味を示す人だ」と人柄を語った。

 スポーツ観戦が好きな文子さんは「(2020年の)東京オリンピックを見るのが夢」と、背筋をしゃんと伸ばし笑顔で語った。