プロ野球の広島東洋カープと読売巨人軍の1軍が14日、沖縄県内春季キャンプのため、空路で沖縄入りした。空港に集まった受け入れ先の関係者やファンらは選手らに声援を送った。
14日午前に那覇空港に到着した巨人は高橋由伸監督や阿部慎之助、菅野智之らを一目見ようとファンや居合わせた観光客が出迎え、声援を送った。その後、那覇市役所で行われた歓迎式では役所の職員やファンが人垣を作り、高橋監督を迎えた。城間幹子市長から「全国的に冷え込む中、沖縄の温暖な環境の中で練習し、ペナントを奪還してほしい」と激励された。高橋監督は「オープン戦など実戦も多くなるが、皆さまの元で素晴らしいキャンプにしたい」とあいさつした。
14日夕方に沖縄入りした広島は、赤い上着を着た受け入れ先の沖縄市の職員やファンらが、緒方孝市監督や名護市出身の父と那覇市出身の母を持つオスカル(ブラジル出身)らの選手団を出迎えた。桑江朝千夫・沖縄市長は「リーグ2連覇の活躍に沖縄市民も大変喜んでいる。ことしは昨年以上に練習し、3連覇と念願の日本一を目指してほしい」とあいさつした。緒方監督は「温かい沖縄で体も動かしやすい気候なので選手もここで体を仕上げ、実りあるものにしたい。実戦が中心になるので細かい所を詰めていきたい」と意気込んだ。
巨人は那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で15日からキャンプインする。28日まで。広島は沖縄市のコザしんきんスタジアムで16日にキャンプを始動する。27日まで。それぞれ期間中には練習試合やオープン戦も予定されている。