ベトナムで獅子舞う 芸術祭に八重瀬芸能団


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街頭パレードで沿道の観衆を歓喜させた八重瀬町友寄の獅子舞(右)と志多伯の獅子舞=28日、ベトナム・フエ市

 【ベトナム・フエ市で金城実倫】ベトナムのフエ市で開かれている国際芸術祭「フエ・フェスティバル2018」に参加している県八重瀬伝統獅子舞芸能団(神谷武史団長)は28日夕、19カ国から来た各芸能団体と一緒に街頭パレードを行い、市内の道路を練り歩きながら獅子舞や棒術を披露した。沿道には多くの人が駆け付け、拍手や歓声を送ったり、写真を撮ったりしていた。

 芸能団のメンバーで友寄獅子舞棒術保存会の金城千廣さん(獅子舞)は「いつもより3倍速く動いたので大変だったが、沿道の人たちがとても喜んでくれたので良かった」と話した。小城棒術保存会の澤岻泰彰さん(古武術)は「相手を倒す思いで演武したので周囲は気にしていなかったが、私たちの真剣さが伝わってくれたと思う」と手応えを語った。

 パレード前に開かれた昼食会で、芸能団は各国から来た芸能団体と交流し、「志多伯の汗水節」や「唐船どーい」で盛り上げた。メインイベントの29日はフエの王宮前ステージで披露する。